路線バス運転士を通して地域社会に貢献したい
2007年入社の路線バス運転士大森さんに、やりがいや休日の過ごし方などをお伺いしました。子供の頃からの夢を叶えた大森さんが語る、路線バス運転士の魅力をご紹介します。
入社のきっかけを教えてください。
子供の頃からバスなどの乗り物全般に興味があり、乗り物に関わる仕事がしたいと思っていました。しかし、その夢は、叶わないだろうと諦め全く違う業種に就いていましたが、やはり夢を諦めきれず、30歳を過ぎてから大型二種の免許を取りました。そして、他社でマイクロバスでの送迎業務を経験し、はとバスが観光業以外にホテルや不動産事業にも参入していることに安定性と将来性を感じ、入社しました。
仕事で大事にしていることや苦労話を教えてください。
5年前に青戸支所のリーダーに任命していただき、毎日の運転業務に加えて、新人が支所に配属された際は、指導員として営業研修を担当しています。運転士の業務は、常に緊張感があるので、ストレスが溜まりやすいと思います。だからこそ、後輩には積極的に声をかけ、必要であればアドバイスをすることをリーダーとしていつも心がけています。
青戸支所は、下町の観光地を経由する路線が多いのが特徴です。平日のお客さまは、お年寄りが多く、休日は、観光や家族連れの方が多いです。高齢者の方や怪我で松葉杖をついている方が乗車されている時には、運転に特に気を付けなければなりません。ブレーキは、お客さまの人数で効きが変わってきます。こればかりは、経験を積んでコツをつかむしかないのですが、私は、今でも緊張します。
仕事の“やりがい”はなんでしょうか。
入社前は、はとバスに観光バスのイメージしかなかったのですが、都営バスの運行を委託されていることを知り「地域に根付いて社会に貢献したい」という思いから、路線バスの運転士を志望しました。電車の駅と違い、バス停は数百メートルごとにあるので目的の場所に近く、広い駅構内を歩き回る必要もないので、バスの方が便利だと言ってくださるお客さまもいらっしゃいます。また、長く運転士の仕事をしていると、沿線のイベントは、ほとんど把握できますし、お客さまの混雑や車の渋滞しそうな時期もわかるようになります。そして、バスの運転が好きで楽しく仕事ができることが、なによりのやりがいです。
はとバス路線バスに入社してよかったこと、正解だった!と思うのはどんな時ですか?
やはり、子供の頃からの夢が叶えられたことですね。あとは、職場の人間関係がとてもいいことです。仕事を長く続けていくうえで、お給料がいいこと、仕事が楽であることなど、人それぞれ条件はあると思います。私にとっての譲れない条件が職場の人間関係なのですが、ここではたくさんの人に助けてもらい、アットホームな環境で仕事ができています。